未経験で介護職の求人に応募する際の注意点

介護の仕事というのは、高齢者など体が不自由な方の身の回りの生活を支援する重要なものです。日本は高齢社会を迎えているため、介護職のニーズはかなり高まっています。実際、介護未経験者の求人募集が老人ホームやデイサービス施設などでは積極的に行われています。無資格で経験がなくても働ける仕事であることから、正社員になるために介護職にチャレンジしようと考えている人は多いものです。

ただ未経験から介護の職に就く場合、いくつか注意点があります。それは、自分に介護職への適性があるか客観的に分析することです。介護職は求人募集が多くてすぐに職に就きやすい反面、トイレ介助や入浴介助など大変な仕事が多いといえます。したがって、仕事がつらいと途中で投げ出すような性格だと向いていません。福祉サービスを利用している高齢者のことを第一に考えて行動できるかが大切な素質といえます。

その他にも、未経験者が介護職に就く際には収入に関しても問題があります。これまで全く経験がない場合、最初の給料は学生の初任給と同じくらいです。たとえ、30代でも40代でも支払われる給料が安いので注意が必要です。もちろん経験を積んだり、資格を頑張って取得したりすれば、自然と給与はアップしていきます。ただ同じ年齢の会社員と同程度の給料をもらうには、かなり時間がかかってしまいます。金銭的な面でマイナスがある中、介護という仕事を続けられるかどうかしっかりと検討する必要があるでしょう。